ファミコンROMカセット版は様々な機種でリリースされている『アイスクライマー』ですが、かつてゲームセンターで稼働していたとされるアーケード版が『アーケードアーカイブス アイスクライマー』としてニンテンドーswitchで配信されましたので遊んでみました。
ROMカセット版との違いは
- タイトル画面にポポとナナがいる
- ステージの数や構成
- 遊ぶステージがクリアごとに選べる
- トッピーのキャラデザがアザラシではなくイエティみたいなやつ(海外版ROMカセット版もそういう仕様)
- 吹雪のギミック
- 敵キャラに蜂みたいなのが出てくる
- BGM
- ボーナスの野菜の種類が増えている(ROMカセット版は10種類)
- 隠しアイテム
- スーパーボーナスステージ&裏面の存在
私がプレイしてみて気づいたのはざっくりこんな感じでしょうか?
ROMカセット版は何度も遊んでおりましたが、以上のちょっとした違いが新鮮で何度遊んでも飽きません。
特に吹雪のギミックは毎回決まったステージで発生するわけではなく、遊ぶタイミングによって発動したりしなかったり。ステージによっては吹雪ではなく木葉が舞っていたりする演出が美しく、リアルな自然での登山を再現しているなと思いました。
また、スーパーボーナスステージと裏面などの隠し要素もアツいです。
デフォルトでは24面までしかセレクトできなくてROMカセット版の32面より少ないと思いますが、ある条件を満たすとスーパーボーナスステージが始まり、それをクリアすると裏面に突入し合計48面遊べることになります。
スーパーボーナスステージは通常のボーナスステージと異なり、狭い足場をひたすら頂上目指して登っていくものですが、それが一番本来のアイスクライマーらしいことをしている気がします(笑)
そして裏面ですが、初めて突入した時はステージの色づかいがガラッと変わって少々びびりました。何かに例えるとするならば地獄でしょうか?毒々しい(失礼)けれどどこか幻想的で、子どもの頃に行った地獄をモチーフにした博物館の光景を思い出しました。夕焼けや赤富士をイメージした配色という説もありますけどね。
表面との違いは雲の足場の動きがめちゃくちゃトリッキーで難しかったり、頂上にいるのがコンドルの代りに蝶だったりします。
ストーリーは特に無く、昔ながらのスコアアタックが目的のゲームです。コンティニューもできません。ただ、オプションで初期残機を増やすことはできます。
ROMカセット版より若干操作性が良くなっていて遊びやすいので、ROMカセット版で遊んでみたけどイマイチだと思った方はこのアーケード版の方を遊んでみるとまた印象が変わるかもしれません。また、ROMカセット版を遊び尽くした方、スマブラでアイスクライマーを好きになった方もぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。