『ポケットモンスター サン』感想

『ポケットモンスター サン』をとりあえず“でんどういり”までプレイしたので感想などを綴ります。
ネタばれ要素や少々過激と思われる言葉を含みますので「大丈夫!」という方のみどうぞ。

画像は開封の儀に記念撮影したものです。
飼い猫ミミさんの手が写ってます(^_^)

以下、感想などなど……

まず結論から言うと、個人的にはあまり楽しめませんでした(´-`)
素材は良いけど、料理に失敗しているなーという印象を受けました。
斬新だと思える要素や、好みの見た目・設定のポケモンもいたりでそれなりに良いところもありましたが、それ以上に「どーでもいいや」と思わせるようなやる気が削がれる要素が多かったかなと思います。

今作の舞台はアローラ地方という今までの地方とは違った独特の風習があって、ジムを巡るかわりに“試練”を乗り越えながら島巡りをするという内容。
ひでんわざも無く、そのかわりに“ポケモンライド”というアクションを使ってフィールドを探索します。
これらの新要素は、今作独特の世界観を演出する分にはとても良かったんじゃないかなと思っています。
ポケモンライドに関しては、わざわざひでんわざを覚えさせる手間がなく、持ち技を圧迫しないのは便利な一方、使用するポケモンは自分で育てたポケモンではないので、仲間とともに試練をのりこえた達成感が薄いです。
そんなことになるくらいなら、ひでんわざの威力を上げるなりガチバトルでも使えるように調整してくれたら良かったのにな……

キャラクターの表情も豊かになり、特に黒幕が主人公に負けてブチギレするシーンなどはすごく気合いが入っているなと思いました。それに比べて主人公の表情は変化に乏しいのがなんとも不自然でがっかりしました。

道中はヒロインやライバル、博士などのメインキャラがやたら付いてくるので、あんまり旅をしている感じはしませんでした。
旅というよりは観光かな?

そして、一番の不満は“おとなのおねえさん”
とある町で会話するおとなのおねえさんの年配の女性を貶すようなテキスト及び言葉遣いの悪さにドン引きしました。また、モブトレーナーとして戦うことになるおねえさんたちの負けたときの表情もすごく性格が悪そうで、初めてポケモンの登場人物で嫌悪感を抱きました。
世間ではヒロイン格にあたるリーリエがすごく叩かれていますが、個人的にリーリエはそこまで嫌いじゃないかな。見た目がかわいいだけにシナリオでの扱いなどで残念なところは多いですが……

他にも細かい不満はありますが、だいたいこんな感じです。
アローラロコンがかわいかったり、ポケリフレやリゾートが便利だったりと良いところもそれなりにあるのですが、いまひとつクリア後のお楽しみ要素に着手する気が起きません。
なんでかなー。歳のせいなんかなー。
ぶっちゃけBWをプレイしていた時もプレーヤー置いてきぼりなシナリオや変なデザインのポケモン(今では受け入れられるようになりました)など不満が多かったですが、なんだかんだでわくわくしましたし、クリア後のおまけもそれなりに楽しめました。

ま、ゲームなんだからまた気の向いたときにまったり楽しめれば良いのですがね。意欲作ではあると思ったので、ポケモンシリーズを開発しているゲームフリークさんには今後も頑張っていただきたいのと、ポケモン以外のゲームもどんどん作って欲しいかなと思いました。。