『名探偵ピカチュウ』感想

元号が令和になって初の記事です。

映画化に便乗してゲーム版『名探偵ピカチュウ』をプレイしました。

それまでのピカチュウのイメージを覆す、おっさんのようなピカチュウ(cv.大川透)と一緒に事件を解決していく推理モノアドベンチャーゲームです。

推理モノアドベンチャーではありますが、選択肢を間違えても正しい答えを選ぶまでピカチュウが手助けしてくれるので、ガバガバ推理力でもなんとかなります!

推理以外にもアクションシーンでボタンを連打したり、タイミングよくボタンを押したりする操作を求められますが、ミスしてもゲームオーバーにならないので全体的な難易度は低く、アドベンチャー初心者でも安心して楽しめます。あえてミスしたときのピカチュウのリアクションを見るのも面白いです(笑)

このゲームで起こる事件もポケモンがいる世界ならではのもので、ポケモンの特徴や能力を使ったトリックが多いです。それでも本家ポケモンシリーズの知識がなくても作中でヒントを得ることができるので大丈夫です。

また、正式なゲームジャンル名が“シネマティックアドベンチャー”である通りムービーシーンはかなり気合が込められています。キャラクターたちがフルボイスでしゃべり、映画のようにストーリーが進行します。なによりポケモンと人が共生する社会が緻密に描写されていて本家シリーズとはまた違う角度で世界観を楽しむことができます。

ラストは正直言うと「え、これで終わり?」となりましたが、なぜか後味は悪くなく、推理モノアドベンチャーらしくあえてプレイヤーに色々と考える楽しみを残してくれたのかなと思いました。

クリアした後はムービーの収集が主なお楽しみになりますが、ピカチュウが特別なリアクションをする“ピカチュウサイン”と呼ばれるムービーがとにかくたくさんあり、色々と試したくなります。大川ボイスのピカチュウもゲームをやりこむ内になかなかかわいいと思えてくる不思議(笑)

おなじみのピカチュウ(cv.大谷育江)もゲストとして出演しています。

映画版はゲーム版とはかなり内容が異なるようですが、こちらもいつか観てみたいですね。