『ねこあつめの家』感想

映画『ねこあつめの家』を観ましたので感想など。

ゲームアプリ『ねこあつめ』のまさかの実写映画化です。
映画の公開は2017年4月8日でしたが、上映していた劇場が少なかったので、円盤リリースに伴いやっと観ることができました。

ネタバレしない程度に内容をざっくりまとめると、電車男がリアルねこあつめに興じるお話です(笑)
というのは半分冗談だけど半分は事実だと思います。
伊藤淳史さんが演じる小説家の主人公がねこあつめでスランプを乗り越えるお話です。

観る前はねこが出るシーンにしか期待していなかったのですが、観ているうちに主人公に共感したり人間ドラマが面白かったり。でもやっぱり最後はねこ!な締めくくりが良かったです。
主人公がねこあつめを始めたてでねこが来ていないかそわそわする感じなどは原作を初めたての頃を思い出した方も多いはずです(笑)
アスレチック系のグッズを自作しだしたりとかすごく楽しそうだったし、私ものどかな田舎町であんな風にねこあつめできたら良いなーと思ってしまいました。
あくまでフィクションなので、実際にやってはいけないんですけどね(汗)
木村多江さんが演じるペットショップ店員さんもいいキャラしてたなと思います。高級マグロ猫缶の値段には仰天しました(笑)

作中には原作ゲームのアレンジっぽいBGMが流れたり、原作に登場するグッズやキャラクターが描かれたおもちゃも出てくるので、原作ファンも思わずニヤリとできます。
リアルねこさんたちもよく遊び、主人公になついている感じが可愛かったです。癒されました。

あと気になったのは、作中に“2ちゃんねる”を意識したと思われる“5ちゃんねる”というネット掲示板が出てくるのですが、まさか本家2ちゃんねるがこの映画公開後に5ちゃんねるに改名するとは……

そして、特典映像では原作おなじみのBGMが原曲ママで流れて出演ねこさんたちが紹介されています。
人によってはこちらが本編という方もいるかもしれません(笑)

そんな感じで『ねこあつめの家』の感想をざっくりまとめてみました。
映画としては少し物足りないところもあるかもしれませんが、とにかくねこに癒されたい、原作ファンは一見の価値はあるかと思います。ただ癒されるだけでなく、ねこたちから大切なものを教えられる映画でもありました。私は予想以上に楽しめたのでとりあえずまんぞくさんです。